第一日 | 第二日 | 第三日 | 行程山小屋ガイド | MAP

憧れの3000M峰縦走、
魅力いっぱいの
メジャーコース


 上高地から槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳の標高3000Mの稜線歩き。南岳から先には大キレットの難所が待つ。

 北穂高岳の登りから涸沢岳、奥穂高岳、吊り尾根、前穂高岳、上高地までの岩稜縦走は、北アルプスの内で屈指の険路。

 槍・穂高連峰の全貌を知るためぜひ一度はチャレンジしたいコースだ。経験あるリーダーに同行してもらうことが望ましい。

雪渓で大苦戦

横尾付近の槍沢
槍沢
槍沢の雪渓
 夜行バスは、6時過ぎには上高地のバスターミナルに到着するが天候は台風あけの上天気とはいかず、穂高連峰は厚い雲の中だ。6時30分、登山届け、水の補給を済ませ初日の山行が始まる。今回の山行は、槍沢から氷河公園、南岳から槍穂高縦走路へ合流する計画だが、事前情報で例年にない残雪がありアイゼンが必要とのことだが、半信半疑のまま明神を目指し林道を快調に歩く。早朝の上高地は、一般観光客の姿もなく、槍穂高へ向かう登山者のグループが黙々と先を急ぐ。ほぼ1時間弱経過、明神を過ぎるころ周りも少し明るくなった様に感じる。静かな樹林帯の道から川原道に出ると前穂東壁が見え、まもなく徳沢に着(8:10)。

 小休止の後、林道の最終地点横尾へと向かう。40分ほどで横尾に着くと、涸沢と槍沢に向かう登山グループでいっぱいだ。

 9時、横尾山荘の前を通過し槍沢方面へ平坦な道をしばらく進むと一ノ俣の出合に着く。このあたりから勾配も増しいよいよ槍沢の登りにかかる。橋を渡って二の俣の出合に着く。小休止の後槍沢ロッジに向けて出発。11時、ロッジに着き、昼食をとる。ロッジではアイゼンを借りる人返す人で、受付はパニック状態。嫌な予感が脳裏をよぎる。7月も最終週というのにこの有様は?急いで槍沢の情報を集め12時出発。

 樹林の中を徐々に高度を稼ぐ。石のゴロゴロした枯れた沢を横切り、灌木の中を進むと、石積みの旧槍沢小屋後に着く。樹木も低くなりダケカンバ、ナナカマドが多くなり始めた頃から、登山道が消え雪渓に付けられた踏み跡を進む。水俣乗越からの合流点あたりから氷河公園方面に付けられた踏み跡へ入る。しばらく進むと勾配も急になり、簡易アイゼンを付ける(13:30)。スリップもなく快適な雪渓歩きかと思ったとき、右足のアイゼンのフックが外れ、付け直す。しかし、アイゼンと登山靴がしっかり止まらない。紐をいくら締めてもダメなのだ。よく見ると、トラップのトラブルだ。困った。急遽行程の変更を余儀なくされ、大喰岳の稜線を登り詰め、槍岳山荘へ向かうことになる。悪戦苦闘の末、大喰岳の稜線2500bに辿り着く(15:30)。体力の消耗が激しく、リックを置いて、槍岳山荘に向かう。 ルートのない稜線を注意深く慎重に登る。雪渓の縁と稜線のもろい岩場をたどって、大喰岳山頂の標識のある山頂に出る(17:30)。18時、槍岳山荘着。