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稜線歩きに心もルンルン

朝の槍ケ岳
 少し早起きをしてご来光を楽む。いよいよ表銀座縦走の第一歩を踏み出す(6時)。第二日目の槍岳山荘へ向けての行程は長い。朝日で赤く染まった槍ヶ岳が快適な稜線歩きに花を添えているようだ。穏やかな尾根路を行く。しばらくすると花崗岩の奇岩が林立する間をぬけ、蛙岩(げえろいわ)を過ぎてもなお緩やかな稜線が続く。やがて大下りで一気に下り、登り返して左に尾根を絡みながら再び稜線に出る。平らな稜線は自転車ででも走れそうな水平道、脇には、「コマクサ」の群落が現れ、鼻歌混じりで先を急ぐ。やがて切通岩の鎖場を下った小さなギャップに、小林喜作のレリーフがはめ込まれている(小休止)。

 ここで道は二つに分かれ、左に大天荘から大天井岳へ、ここは右の巻き道に入る。大天井岳の北西山腹を巻いて大天井ヒュッテに向かう道はほぼ水平道で、巻き切って稜線に出ると目の下には大天井ヒュッテがある(10時)。第2グループは約40分の遅れている事が無線連絡で確認でき、第1グループは小休止の後、ヒュッテ西岳に向け10時30分出発。

 ヒュッテからは左手の巻き道に入って、お花畑とダケカンバ、ハイマツ等の樹林帯を進む。再び稜線に出れば北鎌尾根の岩稜から槍ヶ岳へのアプローチが印象的だ。緩く登って赤岩岳を越える。槍の姿はますます雄大さを増し、登山者を圧倒する。再び稜線を左に外れ、西岳山腹をトラバースしてヒュッテ西岳に至る(12:15)。

 リックをおろし昼食の準備前に、槍ヶ岳はもちろんのこと、穂高連峰や常念山脈の山々、眼下に広がる槍沢等、素晴しい展望に酔いしれ時のたつのも忘れてしまいます。おもむろに、リックのひもを解いて、今回の山行きのメインランチ、スパゲッティーのゆで麺(7人前)を取り出し準備にかかる。第1グループは食事を済ませ、のんびり生ビールでのどをうるおす。1時30分頃、第2グループの到着。この頃から雲行きが怪しくなり始め、日程の無い第1グループの2名が槍岳山荘へ先に進むことになる。第2グループの疲労が激しく、残りはヒュッテ西岳での宿泊を決定をする。案の定、3時頃から雨が降り始める。


切通岩のコル コマクサ 赤岩岳付近から穂高連峰を望む
赤岩岳付近から槍ケ岳を望む 西岳ヒュッテの生ビール
小林喜作のレリーフ ヒュッテ前から見た槍沢 東鎌尾根から槍ケ岳へ