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アルプス入門コースの
メジャールート

 花崗岩の奇岩とコマクサの群落で知られる燕岳から槍ヶ岳に至るコースは、表銀座縦走路と呼ばれるアルプスの人気縦走コースです。槍ヶ岳を望みながらの快通な稜線歩き、足元を彩る高山植物の花々、水俣乗越付近や東鎌尾根でのスリルを味わえる岩稜歩き…。

 北アルプスの魅力をバランスよくパッケージした第一級の縦走路です。


アルプス三大急登の合戦尾根を登る

合戦小屋
燕山荘
燕岳(1)
 今回の表銀座縦走路は2度目の挑戦。前回は台風の影響で天候が悪化し、燕山荘の1泊で計画を中断し、下山した苦い思い出を一掃できる起死回生の山行になりました。今回のパーティーは、下は10代から上は60代と年齢差がある総勢7名で、当然年長者に合わせたペースののんびり山行の予定でした。

 JR大糸線穂高駅からタクシーで中房温泉まで入り、アルプス山中の名湯「中房温泉」に一泊し、一年ぶりに再会する山仲間との語らいに終始。今回の山行の無事と晴天を願い早めに床につく。

 第一日目の行程は、燕山荘までの約4〜5時間、朝8時天気は快晴、朝食を済ませて身支度を整えいざ出発。アルプスでも有数の合戦尾根の急登だ。売店わきからジグザグの急登だ。初日とあって体もまだ順応していないので一歩一歩確実に、高度を稼ぐ。ツガやカラマツの中を頑張ると第1ベンチで、文字どおりのベンチとおいしい水場がある。小休止の後、なおも樹林帯の中を急登は続き、第2ベンチ(小休止)、第3ベンチ(小休止)、第4ベンチ(小休止)と通過する。この合戦尾根は急ではあるが、ほぼ高度が200b上がった所に、これらのベンチがあるため、意外に疲労しないで高度を稼げます。

 第4ベンチ(富士見平)を過ぎればもうひと登りで合戦小屋。樹高の低くなった樹林の中から小広場にひょっこり飛び出した所が合戦小屋(11時30分)。汗をふき、水分補給、昼食の大休止。ここまで来るとパーティーの足並みも乱れ、2つのグループに分かれ約40分遅れの到着となる。

 合戦小屋を1時30分出発し最後のひとふんばりで高度を上げると合戦ノ頭の三角点にでる。一気に展望が開け、槍ヶ岳の頭もちょこんと見え、燕岳の稜線は目の前だ。花崗岩の尾根道から山腹をトラバースして待望の稜線に立つ。出た所が燕山荘の玄関(2時30分)、早速に宿泊手続きを済ませ、荷を置いて一服したら、燕岳を往復(約1時間)。写真で見慣れた花崗岩塔と砂礫の道ゆけば山頂に立てる。登山道わきには「高山植物の女王」可憐なコマクサの花弁を風に揺らせている。コマクサは北燕岳の方が多いので、ぜひ足を延ばしたい。

 燕山荘は、アルプスで歴史と充実した施設を誇る有数の山小屋です。夕食までの時間を山荘のカフェテラスでくつろぐもよし、山荘付近を散策するのもよい。夕日は裏銀座の山々をシルエットに包み、やがて満天の星空に包まれる。夕食の順番待ちの時を満喫出来る。夕食時には、山荘オーナーのアルペンホルンの演奏が楽しめます。
燕山荘前から槍ケ岳を望む(1) 燕岳(2)
燕山荘前から槍ケ岳を望む(2) 裏銀座の山々に沈む夕日(1)
裏銀座の山々に沈む夕日(2) 裏銀座の山々に沈む夕日(3)