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第一日第二日・三日MAP

8月13日(月)・14日(火)

ペルセウス座流星群の天体ショーに感激

 早く床についたせいか、午前3時に目が覚める。トレーナーを羽織って、カメラを担ぎ小屋前に出ると、新月のため漆黒の闇。ヘッドライトを持たないまま出たため、足下を一歩ずつ確認し階段を上り、テラスのベンチまで注意深く向かう。ベンチに座り天井を仰ぎ見ると、そこには満天の星空が広がる。都会では決して観賞できない程の無数の星。突然、天の川を渡る流れ星発見。そのとき、あちこちから「流れた!」と歓声が上がる。実は多くの方がベンチに座って星空を観賞しているではないか。そしてどこかで「今、ペルセウス座流星群が来ているので、流れ星が一杯見られるよ」と話す声が聞こえた。このころになると、常念山頂でご来光を迎えるため、ヘッドライトを付けた登山客が常念岳へ登り始めている。


天体ショーの後は、
ご来光と朝焼けの槍・穂高連峰


 午前4時を過ぎると、東の空が青白くなり始め、刻々と日の出時間が近づいてくる。ベンチを離れ、常念岳へ続く登山道の少し小高い場所に移動し、シャッターチャンスを待つ。午前4時45分頃、日の出間近の地平線はオレンジ色の帯が南北に延び、地球の大きさを実感するしながら、安曇野に向けてシャッターを切り始める。振り返ると槍・穂高連峰の西の空はピンクに染まり始めている。カメラマンは大忙しだ。

 午前5時、ご来光だ。眩しいばかりの朝日は槍・穂高連峰の稜線を赤く染め、ひときは槍ケ岳を大きく見せる。徐々に日の当たる場所も降りて、連峰全体が赤く染まる。ほんの10分程度の感動のショーは、本日の天気が素晴らしいことを約束しているようだ。

 小屋へ戻り朝食にする。玄関先の土間は、出発する人々でごった返している。売店で朝食の整理券を受け取り係の人に提示、すぐにテーブルへ案内され、朝食をいただく。

日ノ出間近の東の空

明るくなり始めた槍・穂高連峰

明るくなり始めた槍・穂高連峰                    ご来光        


赤く染まった槍・穂高連峰

素晴らしいパノラマに歓喜が響く

 朝食後、売店でたてたてのホットコーヒーを頼んで、自炊者のテーブルで本日の行動を話し合う。のんびり常念山頂へ登って、お昼は小屋で食事をする事に決まる。受付で連泊の手続を済ませて、部屋を移動する。

 午前8時、軽装で常念に向けて登り始める。ジグザグの花崗岩の斜面を浮き石に注意しながら確実に歩を進める。高度をぐんぐん上げていくと、ピークにたどり着く。小屋から見えるピークは、山頂ではなく、その先に山頂はある。休憩を取りながら素晴らしい風景を記録する。このあたりから、登山道を振り返ると裏銀座の山々の水晶岳、鷲羽岳が表銀座コースの稜線の向こうに遠望できる。反対に奥穂、北穂は常念に隠れている。緩やかな傾斜をしばらく登ると、やがて大きな岩が積み重なる岩場の急登が始まる。すぐに行く手が開け、穂高連峰の堂々とした山容が飛び込んでくる。祠のある山頂だ。

 素晴らしいの一言だ。祠脇にリックを置いて、それほど広くない山頂でビューポイントを確保する。澄み切った空の360度のパノラマは、遠くに富士山、南アルプス、中央アルプス、乗鞍、御岳、キレット越しには白山、立山連峰、針ノ木、鹿島槍、戸隠が確認できる。祠脇の「常念岳展望図」のプレートでも確認できる。

ホシガラス

常念岳登りから槍・穂高連峰

常念岳登りから奥穂・北穂キレット


常念岳登りから裏銀座の山々が見えてくる

山頂から遠くに富士山を望む                   穂高連峰の主峰と涸沢

澄み切った空に槍ケ岳              蝶ケ岳方面を望む

山頂の標識

素晴らしいパノラマに感激

山頂の祠                        常念岳展望図

下山途中、一ノ沢から湧き上がる雲

 急いで下山するのももったいない。1時間ほど過ごし、目とカメラにしっかり記録し下山準備をする。少し下ったとき、一ノ沢から雲が舞い上がり始め、やがて稜線を渡り、槍沢へと流れる。またまたシャッターチャンスの到来だ。素晴らしい風景を満喫しながら乗越へと下る。小屋前に着く頃には乗越全体は霧の中。午後12時、小屋で食事をとる。 食事後は、横通岳方面へ散策に登るつもりであったが、霧が出て天候が思わしくないため、小屋付近でのんびり過ごすことにした。

連泊者にはうれしい、別メニュー

 外は霧が出て昨日のような連峰に沈む夕日は望めない。本日も小屋は満員で食事は2回に分けられている。1回目の案内を聞いて、食券を手に食堂前に並ぶ。連泊と告げテーブルへ向かうと、別メニューの食事が用意されている事に感激する。

総括
 久しぶりの山行は、猛暑の都会を逃れ常念登山を行ったが、まだ体力に余力があり、無理のない計画を立てれば、十二分に可能なことが確認でき、次回の山行に向け良いステップになった。天候にも恵まれ、感動のパノラマ、満天の星…、過去の山行でもこれほど沢山の感動をした記憶がないほど素晴らしいの一言に尽きる。
 今回、登山タイムを記載しないのは、あまりにものんびり行程で、皆さんの参考にならないと思い、距離の表示のみとしました。

雲の切れ間からもれるレンブラント光線

積乱雲?

連泊の別メニュー